2020年と2021年がバーチャル開催だった為、ブラックロック砂漠へ帰るのは3年ぶり。2022年ならではの注意点、これまでとの変更点といったものをリストアップしておきます。初めての参加者のみならず、経験者でも見落としがないかチェックするのをオススメします。

コロナ対策関連

  1. 日本国民はアメリカ入国に際してワクチン接種証明が必要です
    渡航前PCR検査は必要ありません。(7月20日現在)
    >ESTAの最新情報 ※渡航前に最新情報を確認しましょう
  2. アメリカの出国前72時間以内にPCR検査を受け、医療機関発行の陰性証明書がなければ日本への入国ができません
    搭乗前にPCR検査を受けられる医療機関や営業時間を調べておきましょう。
    出発地での搭乗時に陰性証明書がなければ航空機への搭乗を拒否されます。
    >厚生労働省水際対策出国前検査証 ※渡航前に最新情報を確認しましょう
  3. アメリカ出国前のPCR検査で陰性になるまで航空機への搭乗ができません。
    コロナ感染した場合は完全に回復しても、長いと数週間にわたってPCR検査が陽性になる事があります。この間のアメリカ滞在費や取り直したエアチケット等は自費負担になるので、旅行保険でカバー出来るか確認しましょう。
  4. バーニングマンの入場に際しての陰性証明やワクチンパスポートの提示は必要ありません
    会場内での過ごし方については、お互い思いやりをもって気をつけましょう!といった程度です。
    > 公式サイト”Health &Safety”コロナ対策関連ページ

チケット関連

  1. 日本へのチケット郵送はありません
    全てWillCallチケットなので、会場入口のBox Officeにて受け取る必要があります。
    Burner Express Busで入場する場合はシャトルバスの乗車地でチケットを受取ります。
  2. STEPが8月27日まで稼働します
    公式のチケット売ります買いますサービス「STEP」が会場オープン前日まで稼働します。
    チケットの名義変更、STEPを介した売買、STEPを介した特定の個人宛て譲渡などについては別途スライドにまとめました。

会場入り前の準備

  1. クレジットカードの海外ショッピング上限が変更になっていたりします
    チケット購入の際にも限度額に問題のないはずのクレジットカードが決済できない事例をいくつか聞きました。コロナ期間中に海外ショッピングの限度額が自動的に低く設定しなおされている場合があります。決済前や渡航前にはカード会社へ連絡し、クレジットカード利用に問題がないようにしておきましょう。
  2. クレジットカード付帯の旅行保険が条件変更になっていたりします
    クレジットカードの付帯保険があれば旅行中の全てのトラブルに適用出来るようなイメージがありますが、コロナ期間中に範囲や発動条件が変更になっています。持っていればカバーされる自動付帯なのか、公共交通機関を利用して始めて発動する利用付帯なのか、など確認しておいて損はありません。
  3. レンタカーの予約がキャンセルになっていたりします
    早めにレンタカーを予約した場合など、先の価格での予約を取り消して新価格での予約を取り直して欲しいとリクエストして来たり、単純に事情によりキャンセルとなっていたり。インフレ率を反映させた価格にしたい為か、例年になくアコギな商売が横行しています。一旦予約出来ても安心せずに、レンタカー会社からのメールに注意してください。
  4. インフレがシャレになりません
    円安で割高感がある上、2022年のインフレ率がすでに9%を超えています。予算に余裕を。
    ちなみにガソリン価格は2019年の約二倍になっています。

会場内のモロモロ

  1. フリーキャンプのエリアが広がります
    2019年は事前にキャンプ地をリザーブする「登録テーマキャンプ」だけでキャンプ地の8割がぎっちり埋まるくらいの大混雑でした。2022年はストリートを整理し、フリーキャンプをする参加者も余裕をもってキャンプができるようキャンプ地の面積を広げました。
    ゲートでは「どこにキャンプするか・どこに行くか決まってる?」と聞かれます。フリーキャンプの場合は「決まってない、フリーキャンプだ」と答えると、どこへ行けば良いか教えてくれます。テントを張る前には必ず周辺に「ここらに張って良い?」って確認しましょう。なお、Walkin Campingは2時〜5時の外側なので毎年ガラガラです。
    >2022年会場マップ、登録テーマキャンプの位置を集約したUnofficial Map
  2. センターキャンプカフェがなくなります
    これまで会場内でコーヒーやラテ等を販売していたカフェがなくなります。センターキャンプ自体はこれまで通りに建設され、コミュニティ皆の憩いの場を提供する予定です。会場内でお金で買えるものは氷だけになりました。それ以外のものは全部持ち込んで、持ち帰りましょう。
    >カフェの終了と今後のセンターキャンプ運営についての公式ブログ記事”Center Camp Reimagined
  3. 氷の販売でキャッシュレスのオプションが加わりました
    会場内での氷の販売で現金決済のほか、クレジットカードとアップルペイでの支払いが可能になりました。3時、センターキャンプ(6時)、9時全てのロケーションで使用できます。
    また、氷の販売サイズが大きくなったので、価格も変更になっています。(値上げにはなっていない)
    以前: クラッシュアイス $4 – 7lb (約3.2kg)
    2022年: クラッシュアイス $10 – 16lb (7.3kg)、ブロックアイス $5 – 7lb (3.2kg)
  4. ドローンの持ち込みにアメリカの商用ライセンスが必要に
    会場内でドローンを飛ばすには事前登録が必要ですが、今年はさらにFAA Part107 Certificationというライセンスが必要です。
    > ドローンの飛行条件の詳細と事前登録の公式ページ”Drones
  5. バーニングマンからのヘリ搬送用の保険ができました
    バーニングマンの会場内には救急用メディカルテントがあり、この中で対応できる処置については無料で受けられます。しかし、手術等でリノ市内の医療機関に搬送される場合は、搬送費用や入院費も含めると高額な医療費を自己負担する必要があります。
    特に緊急を要する場合は会場からのヘリコプターでの搬送となり、救急車よりさらに高額になります。日本からの参加の場合は旅行保険必須ですが、心配な人はヘリ搬送用保険を併用する事が可能になりました。
    >公式ページのヘリ搬送用保険の案内